ことのはひな人形 | 大型人形専門店・高木人形

お子様の健やかな成長を、優しい心の言葉にたくして…

　「ことのは」の名前は、古今和歌集の仮名序で詠まれた「こころのことば」を意味する「ことのは」から由来します。
子どもは親から授かる優しい心の言葉で成長するといわれています。
お雛さまが親の優しい心の言葉を伝える代わりとお守り役となり、お子様の成長を見守ります。

インテリアと調和する有職故実

気品と上質さをご自宅のインテリアに合わせ、お子様をあたたかく見守ります。

お子様と一緒に飾る幸せな時間

小さなスペースも可愛く、綺麗に…

人形へのこだわり

自然素材

手、顔といった目につく場所だけでなく、
足や胴体部分といった見えない部分にもプラスチックではなく、伝統的な自然素材を使用しています。
手足は一刀彫りの木製を使用。お顔も本頭（ほんがしら）を使用しております。

十二単

古くから受け継がれる伝統的な手法から職人の手で1つずつ丁寧に作られた織物を厳選し、ひな人形の衣装に用いています。
季節を表すといわれる重ねの色合わせは、有職故実に則し忠実に再現しております。

本着せ

女雛の唐衣、表着を本物の十二単と同じように裁断、縫製し一枚一枚を丹精込めて着せ付けます。
この技法を「本着せ」といい、「本着せ」は多くの手間と技術を要する技法です。

ことのは雛人形を支える人形師

二代目足達謙次朗氏

素材選びから裁断、縫製まで一貫した人形製造にこだわり、人形作家である父の理念・思想を受け継ぎ、次世代に節句人形文化をつなぐべく技術、知識の研鑽に励む。

三色合い

二造り

一素材

お人形が本物であるからこそ、台・屏風やお道具にまでこだわり、トータルコーディネートによって造り込まれた『ことのはひな人形』の気品・上質さをご覧ください。

ひな人形がもっと身近な存在に

「ことのは」のひな人形は商品としての完成度の高さだけではなく、
実際のお部屋に飾られたインテリアまで想定してスタイリングしています。

家族が寄り添うリビングに

省スペースのカウンターに

ひな人形が際立つ飾り棚に

平安時代より受け継がれる繊細な色合い

平安時代の伝統美として伝わる十二単のかさねの色合わせ「五衣（いつぎぬ）」

「花橘」～はなたちばな～

　平安時代の女性のオシャレといえば一番外側に着る「唐衣」の美しさだけでなく、五衣で四季を表現することでした。桜の花が咲き始める初春、そして快い香りを放つ橘の花が咲く初夏、またはお祝いごとには欠かせない色合いなど、現代のオシャレに通じる平安女子のこだわりポイントです。日本の宮中では、このような自然界の色の移り変わりを取り入れた重ね着の組み合わせは、一種の決め事として定着し「かさねの色合わせ」と称され、100種類を超える配色パターンが現在も存在しています。悠久の時を経てもなお、五衣を通じて紫式部や清少納言などが見た情景を感じ取れるのはとても感慨深く、「ことのは」のお雛様ならではとも言えます。華やかな唐衣に重ねた五衣のカラーコーディネートをお楽しみください。

庭木図鑑植木ペディアより

～花橘～

春を迎えて葉が色づき、初夏には白い花が咲き、やがて朽葉色の実を実らす、という橘の木を表した重ねの色目です。白い花の中にある黄金色の果実が鮮やかな初夏の情景が目に浮かびます。

代表的な五衣の色かさね配色

「紅の匂ひ」

　平成2年「即位の礼」の際に、皇后陛下が着られた十二単の重ねです。紅色が濃から淡へ順々に重ねられた美しいグラデーションです。公家の女房装束の色重ねの中でもおめでたいときに多く着用された五衣です。
「杜若」

　深い緑の葉の重なりの上にわずかに赤味をおびた紫の花の咲く繊細な杜若の色合いを表現しています。
四月頃から着用され、その気候に合わせるように目に映える鮮やかな藍と緑が初夏をさわやかに彩ります。
「皆紅の衣」

　バラの花の色を表した色目です。
平安時代には邸内に植えてバラを鑑賞したことが「源氏物語」に記されています。
大正天皇「即位の礼」の際、貞明皇后がご着用された十二単の重ねでもあります。
「萌黄の匂ひ」

　萌え出た若葉の色のような冴えた黄味の緑で「若葉色」ともいいます。
濃淡を順々に重ね合わせており、祝い事に着用されます。
令和即位の際、女性皇族方がご着用された十二単の五衣にも用いられました。
「薄花桜」

　白い表地にほんのりと紅味を含んだ裏地を重ね、赤をかすかに透かして見せることで山桜の花色を表しています。
早春の木々が芽吹く前に、ひっそりと咲く上品な山桜の情景を表現しております。
「紫の匂ひ」

　紫の染が行われるようになるのは飛鳥時代で、以来それは優艶・高貴な色として憧憬されてきました。
平安時代になると濃い紫は禁色とされ、下級の者はその着用が禁じられたほどです。